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アフリカのCOVID-19第2波、対策緩和で感染拡大か

2021年4月3日  Lancet

アフリカ連合加盟全55カ国の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行第1波と第2波の疫学データを横断観察解析で検討した。 2020年12月31日時点でアフリカ諸国から報告されたCOVID-19症例数は276万3421例、死亡者数は6万5602例で、これは世界全体の症例数8231万2150例の3.4%、死亡者数179万8994例の3.6%に相当した。報告された症例の82.6%(228万3613例)以上を55カ国中9カ国が占めていた。18カ国では、症例死亡率が世界の症例死亡率(2.2%)よりも高かった。17カ国の症例比率当たりの検査数は、推奨の10-30回を下回っていた。 アフリカの第1波ピークは2020年7月で、1日の新規症例数平均は1万8273例だった。2020年12月31日時点でアフリカ40カ国(73%)が第2波感染に見舞われ、流行第53週の1日の当たりの平均新規症例数は2万3790例だった。加盟50カ国のうち48カ国(96%)が、2020年4月15日までに厳格な公衆衛生・社会対策を5策以上導入したが、前月比症例数が増加した2020年12月31日時点では、対策実施国は36カ...