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アンヘドニアが強いうつ病、ezogabineで症状改善

2021年4月4日  American Journal of Psychiatry

アンヘドニアの重症度が高いうつ病患者45例を対象に、KCNQ2/3カリウムチャネル開口薬ezogabineの報酬回路活動および臨床症状への効果を無作為化プラセボ対照試験で検討。患者に5週間にわたってezogabine(1日当たり900mg)またはプラセボを投与した。主要評価項目は、5週時の報酬予測中の腹側線条体活性の変化量とした。 試験は神経画像的な主要評価項目を達成しなかったものの、プラセボ群に比べezogabine群で5週までの腹側線条体反応の数値的な増加が認められた。プラセボに比べて、ezogabineでMontgomery-Åsbergうつ病評価尺度(MADRS)スコア、Snaith-Hamilton Pleasure Scale(SHAPS)スコア、その他の臨床的評価項目のが有意に改善した。ezobagineは忍容性良好で、重篤な有害事象もなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるも...