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英の新型コロナ第2波、同居小児の有無で成人感染リスクに差

2021年4月4日  British Medical Journal

英国の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行第1波と第2波で、家庭内同居小児の有無別の成人の感染リスクや転帰をOpenSAFELYコホート研究(英国成人1200万例対象)で検討。第1波を2020年2月1日から8月31日、第2波を2020年9月1日から12月18日と定義した。 その結果、第1波では65歳以下の成人933万4392例には、小児と同居していても、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染、COVID-19に伴う入院や集中治療室への入室、COVID-19による死亡リスクに大きな増加は認められなかった。しかし、第2波では65歳以下の成人926万6919例で家庭内に同居小児がいた場合、小児の年齢を問わず主要転帰とした感染や入院は増加し、SARS-CoV-2感染リスクは0-11歳小児同居でハザード比1.06(95%CI 1.05-1.08)、12-18歳小児同居は同1.22(1.20~1.24)となり、COVID-19関連入院は0-11歳小児同居で同1.18(1.06-1.31)、12-18歳小児同居で同1.26(1.12-1.40)となった。 第1波、第2波ともに、...