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二酸化窒素の短期曝露で死亡リスク上昇

2021年4月5日  British Medical Journal

二酸化窒素(NO2)と全死亡率、心血管死亡率、呼吸器死亡率との短期的関連性を398都市の1973-2018年のデータを用いた2段階、時系列の一般化線形モデルとマルチレベルメタ解析で検討した。 その結果、NO2濃度の2日移動平均値(前日と当日)が10µg/m3増加すると、全死亡率、心血管死亡率、呼吸器死亡率がそれぞれ0.46%(95%CI 0.36-0.57)、0.37%(同0.22-0.51)、0.47%(同0.21-0.72)上昇した。この関連性は、PM10やPM2.55、オゾン、二酸化硫黄、一酸化炭素などで補正後も頑健性を保った。評価した3つの死亡率を統合した濃度-反応曲線はほぼ線形で、閾値は識別不能だった。398都市で、ゼロレベルを超えた場合の(counterfactual zero level)NO2濃度による死亡率は1.23%(同0.96-1.51)だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用...