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乳がんの化学療法実施を遺伝子解析で決定

2021年4月5日  The Lancet Oncology

浸潤性乳がん患者6693例を対象に臨床リスク(Adjuvant! Online修正版で評価)とゲノムリスク(70種の遺伝子を解析するMammaPrintで評価)に基づいて化学療法の実施を判断した第III相無作為化試験(MINDACT試験)の長期追跡結果を報告。臨床リスクとゲノムリスクで高リスクと評価した患者にのみ化学療法を実施し、リスク評価が一致しない患者を化学療法実施または非実施に無作為に割り付けた。 中央値8.7年の追跡の結果、主要評価項目に規定した臨床リスクが高くゲノムリスクが低いと判定し化学療法を実施しなかった患者(主要評価対象集団の644例)の5年無遠隔転移生存率は95.1%(95%CI 93.1-96.6)で、95%信頼区間(CI)下限値が事前に設定した非劣性限界値92%を上回り、過去の解析結果が支持された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームを...