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再発・難治性B細胞性腫瘍のpirtobrutinib、活性を確認

2021年4月6日  Lancet

治療歴のある再発性または難治性のB細胞性腫瘍患者323例を対象に、BTK阻害薬pirtobrutinib(前LOXO-305)のヒト初回第I/II相試験を実施(BRUIN試験)。主要評価項目は最大耐用量(第I相)と全奏効率(ORR、第II相)とした。 1日当たり25-300mgまでの7用量で制限毒性は認められず、最大耐用量には到達しなかった。第II相試験では200mgが推奨された。発生率10%以上の有害事象は倦怠感、下痢、挫傷で、最も発生率の高かったグレード3以上の有害事象は好中球減少症(10%)だった。Pirtobrutinib曝露とグレード3の治療関連有害事象発生率に相関は見られず、治療関連有害事象による治療中止率は1%だった。慢性リンパ球性白血病(CLL)または小リンパ球性リンパ腫(SLL)患者121例でのORRは62%、マントル細胞リンパ腫(MCL)患者52例では52%だった。奏効を示したCLL、SLLまたはMCLの患者117例のうち8例を除く全員が解析時点まで 無増悪状態を維持していた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していた...