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切除不能膵がん、放射線アブレーションでOS改善

2021年4月6日  JAMA Oncology

切除不能の局所進行膵臓がん(LAPC)患者119例(男性59例、年齢中央値67歳)を対象に、新規技術を用いた寡分割照射による放射線アブレーション治療(hypofractionated ablative radiation therapy:A-RT)と生存率との関連性を検討。被験者116例(97.5%)が導入化学療法を受けていた。 その結果、全生存期間中央値は、診断後26.8カ月、A-RT後18.4ヵ月、A-RT後12カ月の全生存率(OS)は74%、24カ月OSは38%だった。局所再発率は、12カ月累積で17.6%、24カ月累積で32.8%だった。導入化学療法後のCA19-9値の低下に局所制御と生存率の改善との関連が認められた。グレード3の上部胃腸管系出血が10例(8%)に発現したが、グレード4-5の有害事象はなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご...