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道路交通騒音で心血管疾患危険因子がわずかに悪化

2021年4月7日  European Heart Journal

英国バイオバンク(2006-10年に40-69歳の男女50万2651例登録)のデータを用いて、居住地での道路交通騒音曝露と心血管疾患危険因子の横断的関連を検討。欧州共同騒音評価手法(CNOSSOS-EU)簡略版を用いて、調査開始時の住所で曝露した2009年の道路交通騒音を推定した。多変量線形およびロジスティック回帰モデルを用いて、解析対象とした37万例以上のデータを年齢、性別、BMI、喫煙状況、アルコール摂取、地域および個別の貧困、二酸化窒素(メインモデル)などで調整した。 その結果、時間帯補正等価騒音値(Lden)55dB(A)以下の騒音への曝露と比較すると、Lden 65dB(A)超の騒音への曝露に収縮期血圧0.77%、拡張期血圧0.49%、トリグリセリド0.79%、糖化ヘモグロビン0.12%の上昇との関連が認められた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォー...