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原発性高シュウ酸尿症1型にRNAi治療薬lumasiranが有効

2021年4月8日  New England Journal of Medicine

6歳以上の原発性高シュウ酸尿症1型(PH1)患者39例を対象に、開発中のRNA干渉(RNAi)治療薬lumasiranの効果を二重盲検第III相試験で検討。患者をlumasiran群(26例)とプラセボ群(13例)に無作為に割り付け、試験開始時と1、2、3、6カ月時に治験薬を皮下投与した。主要評価項目は、試験開始時から6カ月時までの24時間尿中シュウ酸排泄量の変化率(3カ月時から6カ月時までの平均変化率)とした。 その結果、24時間尿中シュウ酸排泄量の変化率の最小二乗平均差(lumasiran−プラセボ)は−53.5ポイントで(P<0.001)、lumasiran群で65.4%の減少が認められ、1カ月後に効果が認められた。階層的に検定した全副次評価項目で有意差が認められた。lumasiran群の38%に軽度かつ一過性の注射部位反応が報告された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません...