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AZワクチン、B.1.1.7株によるCOVID-19に対する有効性70%

2021年4月8日  Lancet

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のアデノウイルスベクターワクチンChAdOx1 nCoV-19(AZD1222)が英国で確認されたB.1.1.7系統の変異株にも有効かを第II/III相対照試験で評価。18歳以上の健康成人8534例(78%が55歳以下、女性59%)をAZD1222と対照の髄膜炎菌ワクチン(MenACWY)に均等に割り付けた(試験は現在も継続中)。 その結果、2020年10月1日から2021年1月14日の間に520例がSARS-CoV-2感染症を発症した。試験期間中、核酸増幅検査(NAAT)陽性の鼻咽頭ぬぐい液1466検体を採取し、このうち311例から採取した401検体の塩基配列決定に成功した。ワクチンで惹起された抗体のB.1.1.7変異株に対する検査室でのウイルス中和活性がビクトリア系統に対する中和活性よりも低かった(幾何平均比8.9、95%CI 7.2-11.0)。症候性NAAT陽性感染に対する臨床的有効性は、B.1.1.7変異株で70.4%(同43.6-84.5)、B.1.1.7変異株以外で81.5%(同67.9-89.4)だった。 この記事への読者の皆...