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結核の宿主標的治療薬2種で安全性と有効性確認

2021年4月9日  専門誌ピックアップ

肺結核患者200例を対象に、標準治療と併用した宿主標的治療薬4種(ホスホジエステラーゼ4阻害薬CC-11050、エベロリムス、オーラノフィン、エルゴカルシフェロール)の安全性と予備的有効性を非盲検第II相無作為化比較試験で検討した。 その結果、試験治療下で発現した有害事象11例のうち3例が宿主標的治療によるものだった。CC-11050群とエベロリムス群では、試験治療下で発現した治療による重篤な有害事象はなかった。CC-11050群とエベロリムス群は、対照群(標準治療単独)に比べ、180日時の1秒量(FEV1)の改善が見られた(対照群との平均差:CC-11050群6.30%、95%CI 0.06-12.54、P=0.048、エベロリムス群6.56%、0.18-12.95、P=0.044)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメン...