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早産児は青年期・若年成人期の向精神薬処方率が高い

2021年4月9日  専門誌ピックアップ

ノルウェーの全国レジストリデータを用いて、早産児と正期産児の後の向精神薬諸法律をコホート研究で比較。対象とした計50万5030例(男性51.4%)を極早産(23-27週、0.2%)、超早産(28-31週、0.6%)、前期または後期早産(32-36週、5.1%)、満期産(37-44週、94.1%)の4群に分け追跡した。 その結果、早産出生者では、向精神薬(精神刺激薬、抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬または鎮静薬、抗精神病薬)の処方を受けるリスクが上昇し、在胎期間と処方に用量反応関係が認められた。極早産群は、正期産群と比べ、全種の薬剤処方率が高く、オッズ比は抗うつ薬で1.7(95%CI 1.4-2.1)、精神刺激薬で2.7(95%CI 2.1-3.4)だった。全種類の処方のオッズ上昇は、前期または後期早産群ではそれほど顕著ではなく、オッズ比は抗うつ薬で1.1(95%CI 1.0-1.1)、精神刺激薬で1.2(95%CI 1.1-1.2)だった。家族性交絡を補正するため同胞と比較すると、オッズ上昇は小さく、上昇はいくつかのグループでは有意ではなかった。例えば、何らかの薬剤処方のオッズ比は超早産群...