COVID-19リスクに空間的不平等が関連
2021年4月11日
Annals of Internal Medicine
2020年3月から9月までの米国3都市(シカゴ、ニューヨーク、フィラデルフィア)のデータを用いて、郵便番号コード集計地域(ZCTA)別の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)指標(検査実施率、陽性率、確定症例率、死亡率)の空間的不平等を生態学的観察研究で検討。米国疾病管理予防センター社会的脆弱性指標(SVI)とその4ドメインを社会的状況の予測因子とし、COVID-19指標の空間的自己相関はMoran I統計量で評価した。 その結果、COVID-19検査の陽性率、確定症例率、死亡率の高い空間クラスターと低いクラスターが確認され、3都市の社会的脆弱性の高いクラスターおよび低いクラスターと地域的に一致した。検査実施率、陽性率、確定症例率、死亡率の空間的格差を示す根拠も得られ、社会的脆弱性が高い地域では検査実施率が低く、陽性率、確定症例率、死亡率が高かった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるもので...
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