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食道・GEJがん切除後のDFSがニボルマブで改善

2021年4月11日  New England Journal of Medicine

術前補助化学放射線療法後に切除術(R0)を施行し、病理学的検査で残存病変を認めたII期またはIII期の食道がんまたは食道胃接合部(GEJ)がん成人患者を対象に、術後補助療法に用いるニボルマブの有効性を第III相国際多施設共同二重盲検プラセボ対照無作為化試験(CheckMate 577)で検討。治療期間は最長1年で、主要評価項目は無病生存期間(DFS)だった。追跡調査期間中央値は24.4カ月だった。 その結果、DFS中央値は、ニボルマブ群(532例)22.4カ月(95%CI 16.6-34.0)、プラセボ群(262例)11.0カ月(同8.3-14.3)だった(疾患再発または死亡のハザード比0.69、96.4%CI 0.56-0.86、P<0.001)。DFSは、事前に規定した複数の下位集団でもニボルマブの方が良好だった。ニボルマブ群の13%、プラセボ群の6%に治験責任医師試験薬との関連ありと判断したグレード3または4の有害事象が認められた。ニボルマブ群の9%、プラセボ群の3%が治療関連の有害事象のために投与を中止した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こ...