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AI支援デジタル顕微鏡が子宮頚がん検診に有用

2021年4月12日  専門誌ピックアップ

がん検診プログラムのないケニア僻地の地域保健所(単施設)で、クラウドベースの深層学習システム(DLS)を使用したAI支援デジタル顕微鏡による子宮頸がん診断検査の可能性を検討。HIV陽性女性740例のパパニコロウ塗抹標本全画像350枚を用いてDLSを訓練し、画像361枚で検証した。 その結果、子宮頸部細胞異形成検出の感度はDSL法95.7%、病理医による目視法100%、特異度は84.7%、78.4%で、ROC曲線下面積はそれぞれ0.94、0.96だった。DSL法の陰性的中率は高く(99-100%)、特に高度病変検出の精度が高かった。判定者間一致は、病理医によるデジタルスライド評価との比較で良好(substantial、κ=0.72)、物理スライド評価との比較で中程度(fair、κ=0.36)だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事...