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過体重のうつ病患者は高感度CRP値が高い

2021年4月13日  専門誌ピックアップ

過体重にうつ病が併存した患者69例と対照の過体重者35例、適正体重のうつ病患者55例と対照の適正体重者57例の計216例を対象に、抑うつ症状と過体重の併存が炎症およびコルチゾール異常値に及ぼす影響を検討。末梢性炎症の指標として血清高感度C反応性蛋白(hsCRP)値を測定した。 その結果、年齢と性別で調整後、過体重のうつ病患者のhsCRP値は、対照の過体重者(P=0.042)、適正体重のうつ病患者(P<0.001)、対照の適正体重者(P<0.001)に比べて有意に高かった。うつ病と過体重の併発で臨床的hsCRP高値(3mg/L以上)のリスクが有意に上昇した(オッズ比2.44、1.28-3.94)。過体重はhsCRP値3mg/L以上のリスクに寄与し(同1.52、0.7-2.41)、うつ病も有意に寄与することが認められた(同1.09、0.27-2)。コルチゾール値に有意な群間差はなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。...