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角膜拡張症、乱視用ソフトコンタクトレンズで視機能改善

2021年4月14日  専門誌ピックアップ

角膜拡張症患者9例11眼と健常者11例11眼を対象に、モールド製法による乱視用ソフトコンタクトレンズ(STCL)装着の実行可能性と光学的品質および視覚機能の改善効果を検討した。 STCLの装着で、斜乱視が瞳孔径3mmで0.15±0.17μm、薄明視下瞳孔径で0.34±0.36μm増加し、焦点ぼけの平均値は1.41±0.36μm、2.17±0.85μm増加し、縦コマ収差は0.05±0.06μm、0.12±0.10μmの変化を示した。角膜拡張群と健常群の瞳孔開口部3mmでの斜乱視、焦点ぼけ、縦方向の2次トレフォイル、横方向の2次コマ収差に統計的有意差が見られた(P<0.05)。角膜拡張群の高コントラスト視力は明所視下で0.09±0.11logMAR、薄明視下で0.11±0.12logMAR、低コントラスト視力は0.12±0.15logMAR、0.18±0.15logMAR改善し、コントラスト感度は薄明視下で0.11±0.07log unit改善した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるD...