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肺がん患者は腹部大動脈瘤の有病率が高い

2021年4月14日  専門誌ピックアップ

原発性肺がん患者814例および無がんの対照200例で、腹部大動脈瘤の有病率を後ろ向き症例対照研究で比較。患者のPET-CT検査の記録を用いて、腹部大動脈径を評価した。さらに、多重線形回帰モデルで腹部大動脈瘤の危険因子を検討した。 その結果、原発性肺がん群90例(11.1%)、対照群4例(2%)に腹部大動脈瘤が認められた(P=0.0001)。喫煙患者は非喫煙患者より腹部大動脈瘤有病率が高かった(11.9% vs. 2.2%、P=0.0021)。ロジスティック回帰分析の結果、男性(オッズ比3.70、P<0.001)、加齢(1歳当たりオッズ比1.07、P<0.001)、喫煙量(1パックイヤー当たりオッズ比1.01、P=0.004)および高血圧(オッズ比2.30、P=0.020)が腹部大動脈瘤の独立の危険因子だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認くださ...