1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 寒冷凝集素症にsutimlimabが有効

寒冷凝集素症にsutimlimabが有効

2021年4月15日  New England Journal of Medicine

輸血を受けて間もない寒冷凝集素症患者24例を対象に、ヒト化モノクローナル抗体sutimlimabの有効性と安全性を26週間の多施設共同非盲検単群試験で検討。複合主要評価項目は、赤血球輸血やプロトコルで禁止された薬剤投与なしでのヘモグロビン(Hb)値の正常化(12g/dL以上)または試験開始時から2g/dL以上の上昇とした。 その結果、13例(54%)が複合主要評価項目の基準を満たした。治療評価時(23、25、26週時)のHb上昇の最小二乗平均値は2.6g/dLだった。平均Hb値は3週時から試験期間終了まで11g/dL超を維持した。治療期間中、22例(92%)に有害事象が1件以上発現した。7例(29%)に重篤な有害事象が1件以上発現したが、いずれもsutimlimabとの関連性はなかった。髄膜炎菌感染症はなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認く...