進行扁平上皮NSCLC、tislelizumab＋化学療法でPFS改善

進行扁平上皮非小細胞肺がん（sq-NSCLC）患者の1次治療に用いるtislelizumab＋化学療法の有効性と安全性を非盲検無作為化第III相臨床試験で検討。治療歴のないIIIB/IV期のsq-NSCLC患者355例（年齢中央値62歳、男性91.7％）をtislelizumab＋パクリタキセル・カルボプラチン（A群）、tislelizumab＋ナブパクリタキセル・カルボプラチン（B群）、パクリタキセル・カルボプラチン（C群）の3群に割り付けた。主要評価項目は、独立審査委員会（IRC）が評価する無増悪生存期間（PFS）とした。 追跡期間中央値8.6カ月後、IRCが評価するPFSは、tislelizumab＋化学療法（A群7.6カ月、B群7.6カ月）の方が化学療法単独（C群5.5カ月）よりも有意に改善した（C群に対するハザード比：A群0.524、95％CI 0.370-0.742、P＜0.001、B群0.478、95％CI 0.336-0.679、P＜0 .001）。A群の15例（12.5％）、B群の35例（29.7％）、C群の18例（15.4％）が有害事象（AE）のため治療を中止した...