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III期大腸がん、セレコキシブ併用でDFS改善せず

2021年4月16日  Journal of the American Medical Association

米国およびカナダの654施設で、III期大腸がん患者2526例を対象に、FOLFOX[フルオロウラシル、ロイコボリン(フォリン酸)、オキサリプラチン]術後補助化学療法と併用するCOX-2阻害薬セレコキシブの無病生存率(DFS)改善効果を第III相無作為化比較試験で検討(CALGB/SWOG 80702試験)。主要評価項目はDFSとした。 追跡期間中央値6年で、3年時のDFSはセレコキシブ群76.3%、プラセボ群73.4%だった(疾患再発または死亡のハザード比0.89、95%CI 0.76-1.03、P=0.12)。5年時のOSはセレコキシブ群84.3%、プラセボ群81.6%だった(死亡のハザード比0.86、95%CI 0.72-1.04、P=0.13)。FOLFOX投与期間中に、セレコキシブ群の14.6%、プラセボ群の10.9%に高血圧(全グレード)が生じた。FOLFOX終了後、それぞれ1.7%と0.5%にグレード2以上のクレアチニン値上昇が生じた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿でき...