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米介護施設での抗菌薬使用率は入居者100人当たり8.2

2021年4月17日  Journal of the American Medical Association

新興感染症プログラム(EIP)に参加している米国10州から無作為に選択した161の介護施設に、調査日時点で入居していた1万5276例(平均年齢77.6歳、女性9475例、62%)を対象に、抗菌薬使用率と調査時に使用していた抗菌薬の種類および適応症について、2017年4月から2017年10月(最終調査日10月31日)に実施した抗菌薬使用に関する1日の点有病率調査(PPS)による横断研究で検討。主要評価項目は、入居者100人当たりの抗菌薬使用率とした。 その結果、対象者の96.8%からデータが入手できた。全体の抗菌薬使用率は、入居者100人当たり8.2(95%CI 7.8-8.8)だった。調査日前30日以内に介護施設へ入居した入居者の方が抗菌薬使用率が高く(入居者100人当たり18.8、95%CI 17.4-20.3)、中心静脈カテーテル(同62.8、56.9-68.3)または尿路カテーテル(同19.1、16.4-22.0)を留置していた。適応症で最も多かったのは活動性感染(77%、74.8-79.2)で、主に尿路感染症(28.1%、15.5-30.7)だった。18.2%(16.1-20...