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米高齢者の4割が必要な入浴・トイレの介護用品持たず

2021年4月19日  JAMA Internal Medicine

米国で、身体能力が低い高齢者および日常生活動作が困難な高齢者2614人(平均年齢80.5歳、女性62%)を対象に、入浴用品(浴槽手すりとシャワーチェア)とトイレ用品(トイレ手すりと補高便座)の所有率を観察研究で調査。その結果を基に、米国の高齢者1200万人のうち、必要な介護用品を所有していない高齢者(アンメットニーズ)の割合を推計した。 その結果、500万人(42%)がアンメットニーズの状態だと推定された。年齢、性別および人種で調整後、高齢前期(65-74歳49% vs. 75-84歳37% vs. 85歳以上29%、P<0.001)、疾患数が少ない(疾患なし55% vs. 3疾患以上39%、P=0.002)、非白人(白人40% vs. 黒人51% vs. ラテンアメリカ系54% vs. その他55%、P=0.001)、直近の入院がない場合(46% vs. 入院あり37%、P=0.001)、膝または股関節の骨折や手術の既往がない場合(46%、既往あり35%、P<0.001)にアンメットニーズとの関連がみられた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらか...