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運動前のカフェイン摂取で最大脂質酸化量が増加

2021年4月20日  専門誌ピックアップ

カフェイン摂取量が少なく(1日当たり50mg未満)身体活動が活発な成人男性(平均年齢32±7歳)15例を対象に、段階的運動試験中の最大脂質酸化量(MFO)の日内変動に対するカフェイン摂取の影響を三重盲検プラセボ対照横断研究で検討。被験者に7日間隔で段階的運動試験を4回実施し、午前8時または午後5時にカフェイン(3mg/kg)またはプラセボを投与した。 その結果、MFO、MFOを誘発した運動強度(Fatmax)、最大酸素摂取量(VO2mmax)は、午前よりも午後の方が有意に高かった(いずれもP<0.05)。プラセボと比べると、カフェイン摂取によって平均MFOが午前で10.7%(0.28±0.10g/分 vs. 0.31±0.09g/分)、午後で29.0%(0.31±0.09g/分 vs. 0.40±0.10g/分)増加し(いずれもP<0.001)、平均Fatmaxも11.1%(36.9±14.4% vs. 41.0±13.1%、P=0.005)、13.1%(42.0±11.6% vs. 47.5±10.8%、P=0.008)増加した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集...