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COVID-19快復後に3割が神経/精神疾患の診断

2021年4月20日  専門誌ピックアップ

TriNetX社の電子診療記録データベース(8100万例以上)を用いて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診断後6カ月間の神経疾患および精神疾患の診断の発生率と相対リスクを後ろ向きコホート研究と生存時間解析で推定。主要コホートはCOVID-19患者23万6379例とし、マッチさせた2つのコホート(インフルエンザ患者およびインフルエンザを含むあらゆる気道感染症患者)を対照とした。 その結果、COVID-19患者で、6カ月後までに神経疾患または精神疾患の診断を受けた割合は推定33.62%で、12.84%が初めてこの診断を受けた。集中治療室(ITU)入室患者では、それぞれ46.42%、25.79%だった。COVID-19患者コホート全体でみた個々の診断の推定発生率は、頭蓋内出血0.56%、虚血性脳卒中2.10%、パーキンソンニズム0.11%、認知症0.67%、不安障害17.39%、精神病性障害1.40%で、ICU入室(重症)患者ではそれぞれ2.66%、6.92%、0.26%、1.74%、19.15%、2.77%だった。 COVID-19患者で診断した診断項目が、インフルエンザ患者...