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膝OA、内側楔状開大式HTOの効果を滑液中マーカーで検証

2021年4月22日  専門誌ピックアップ

内側楔状開大式高位脛骨骨切り術(opening wedge HTO)を施行した変形性膝関節症(膝OA)患者50例を対象に、滑液中の関節マーカーを用いてHTOの効果を検証。HTO施行時とプレート除去(術後17±4カ月)時に滑液検体を採取した。 その結果、滑液中のインターロイキン(IL)-6、IL-8、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)-2、MMP-3、MMP-13、血管内皮増殖因子(VEGF)、軟骨オリゴマー基質蛋白質(COMP)がHTO後に有意に低下した(術前からの平均変化量は順に-49.1%、-30.2%、-31.1%、-26.3%、-30.8%、-42.5%、-13.7%)。HTO後に19例(38%)で軟骨の状態が改善したが、全バイオマーカーの変化に改善した患者と改善しなかった患者での有意差はなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認く...