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成人早期の心血管リスクが後の認知機能低下に関連

2021年4月22日  専門誌ピックアップ

前向きコホート4件に登録された18-95歳の成人1万5001人を対象に、若年成人期、中年期および高年期心血管危険因子(CVRF)と高年期の認知機能変化との関連を統合コホート研究で検討。高齢者のBMI、空腹時血糖値(FG)、収縮期血圧(SBP)、総コレステロール値の推移を代入した。 線形混合モデルでの解析の結果、各期のBMI、空腹時血糖値、SBPの上昇に高年期の認知機能低下との関連が認められた。若年期の心血管危険因子に最も大きな変化との関連が認められ、10年間の平均低下度が約2倍だった(改定簡易精神症状検査または数字符号置換検査で3-4点の増加)。高年期に心血管危険因子がある場合、80歳未満の認知機能が低下したが、80歳以降では向上した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...