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閉経後女性の夜間頻尿がホルモン療法で有意に改善

2021年4月23日  専門誌ピックアップ

閉経後女性245例を対象に、ホルモン療法の夜間頻尿への効果を前向き試験で検討。標準的質問票である国際失禁会議質問票とTargeting the individual’s Aetiology of Nocturia to Guide Outcomes(TANGO)を用いて、被験者の夜間頻尿およびその原因因子を評価した。 その結果、1晩当たり2回以上の夜間頻尿有病率は、治療前の27.7%から治療後には16.4%に有意に低下した。治療法別ではエストロゲン+プロゲステロン併用(E+P)群および組織選択的エストロゲン複合体(TSEC)群で夜間排尿頻度が有意に低下した(いずれもP=0.018)。この改善は、E+P群(P<0.001)およびTSEC群(P=0.013)ともに、TANGO評価項目の「睡眠」の合計スコアが有意に低下したによって説明できた。エストロゲン単独群で、尿意切迫感有病率の低下による「尿路」の合計スコアが有意に変化した(P=0.039)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoct...