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気分障害歴があるとCOVID-19による院内死亡リスク上昇

2021年4月24日  American Journal of Psychiatry

米マサチューセッツ州で、COVID-19のため入院した患者を対象に、気分障害歴と院内死亡、自宅への退院との関連を検討した。病院6施設の2020年2月15日から5月24日までの電子診療録からCOVID-19による入院患者2988例(24.0%が気分障害診断歴あり)を対象に、回帰モデルを用いて検討した。 その結果、年齢、性別、入院施設(大学病院または地域病院)で調整したCox回帰モデルで、入院前に気分障害があると入院12日目以後の院内死亡リスクが上昇した(粗ハザード比2.156、95%CI 1.540-3.020、全調整ハザード比1.540、同1.054-2.250)。気分障害の診断に、自宅ではなく熟練看護施設やその他のリハビリテーション施設への退院の確率が上昇した(粗オッズ比2.035、95%CI 1.661-2.493、全調整オッズ比1.504、同1.132-1.999)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全て...