メルケル細胞がん、切除断端1cm超＋RTでOS改善

限局性メルケル細胞がん患者6156例を対象に、臨床的切除断端1cm超と補助放射線療法（RT）による全生存（OS）改善効果を多施設後ろ向きコホート研究で評価した。 多変量回帰解析の結果、腫瘍の部位を問わず、臨床的切除断端1.0cm超があると、1.0cm以下と比べてOSが改善した（ハザード比0.88、95％CI 0.81-0.95、P＜0.001）。術後5年時の純生存率が、断端1.0cm以下で76.7％、1.0m超で89.8％だった（P＜0.001）。補助放射線療法を受け断端が1.0cm以下の患者（同0.81、0.74-0.89、P＜ 0.001）と、補助放射線療法を受けていない断端1.0cm超の患者（同0.80、0.71-0.89、P＝0.87）のOSは同等だった。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。） 記事へのコメント投稿はこちら ...