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がんRCTで代替評価項目が増加傾向、患者にとっての有益性に疑問

2021年4月25日  JAMA Oncology

2010-20年に公表された乳がん、大腸がん、非小細胞肺がんの全身療法の無作為化臨床試験(RCT)298件を対象に、試験デザイン、結果、資金調達、報告の特徴を後ろ向きコホート研究で調査。1995-2004年および2005-09年に公表されたRCTと比較した。 その結果、2010-20年公表論文で最も使用頻度が高かった主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)で、経時的に頻度の増加が見られた(1995-2004年0%、2005-09年18%、2010-20年42%、P<0.001)。試験の58%(298件中173件)が主要評価項目を満たしていた。89%が製薬会社から資金提供を受けており、1995-2004年57%、2005-09年78%だった(P<0.001)。論文298件中117件(39%)でプロのメディカルライターを用い、ライターを登用した論文は経時的に増加していた(2010年11%から2020年67%へ増加、P<0.001)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Com...