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アルツハイマー病の認知機能がGM-CSF製剤sargramostimで改善

2021年4月25日  Alzheimer's & Dementia

軽症ないし中等症アルツハイマー病(AD)患者40例を対象に、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)製剤sargramostimの安全性および有効性を無作為化プラセボ対照試験で検討。患者に週5日sargramostimを3週間投与し、45日時および90日時に経過観察した。 その結果、sargramostim治療で自然免疫系マーカーが変化し、重篤な薬剤関連有害事象やアミロイド関連の画像異常所見は見られなかった。sargramostim群の治療終了時のミニメンタルステート検査スコアは、試験開始時(P=0.0074)およびプラセボ群(P=0.0370)よりも高く、効果は45日時の受診時も持続していた(P=0.0272)。プラセボ群に比べると、sargramostim群は血漿マーカーのアミロイドβ40が10%高く(P=0.0105)、総タウ蛋白が24%低く(P=0.0174)、UCH-L1が42%低かった(P=0.0019)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors C...