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腫瘍量が多い大腸がん肝転移、肝切除より移植でOS改善

2021年4月27日  JAMA Surgery

広範な大腸がん肝転移に対し肝移植を受けた患者50例と門脈塞栓術(PVE)後に肝切除術を受けた患者53例(年齢中央値61.8歳、男性68%)の生存転帰を有効性比較調査研究で検討。肝臓の転移性腫瘍量が多い(転移性腫瘍9個以上または最大肝病変径5.5cm以上)大腸がん患者で、肝移植後と門脈塞栓術+肝切除術後の全生存率を比較した。 その結果、門脈塞栓術の後に肝切除術を施行した患者の5年全生存率は44.6%だった。腫瘍量が多い患者の5年全生存率は、肝移植を施行した患者33.4%、門脈塞栓術を施行した患者6.7%だった。腫瘍量が多い左側大腸がんの患者の5年全生存率は、肝臓同種移植を受けた患者45.3%、門脈塞栓術と肝切除術で治療された患者12.5%だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...