1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 分娩誘発、活動期のオキシトシン中止は有益か

分娩誘発、活動期のオキシトシン中止は有益か

2021年4月28日  British Medical Journal

デンマークとオランダの病院10施設で、分娩の潜伏期にオキシトシンを投与した女性1200例を対象に、活動期のオキシトシン中止による帝王切開施行率の低下効果を国際多施設共同二重盲検無作為化比較試験(CONDISOX試験)で検討。主要評価項目は、帝王切開による分娩とした。 607例をオキシトシン投与中止群、593例を継続群に割り付けた。帝王切開施行率は、中止群16.6%、継続群14.2%だった(相対リスク1.17、95%CI 0.90-1.53)。帝王切開歴のない経産婦94例では、帝王切開施行率が中止群7.5%、継続群0.6%だった(同11.6、1.15-88.7)。投与中止群の方が分娩時間が長く(無作為化から分娩までの時間中央値282分 vs. 201分、P<0.001)、過剰刺激リスク(3.7% vs. 12.9%、P<0.001)と胎児の心拍数異常リスク(27.9% vs. 40.8%、P<0.001)が低かった。その他の有害転帰発現率は、母体および新生児ともに両群間で同等だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実...