妊婦の新型コロナRNAワクチン接種は安全
2021年4月29日
New England Journal of Medicine
米国のワクチン接種後調査データを用いて、妊婦の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン接種の安全性を検討。v-safe after vaccination health checker(接種後健康調査)、v-safe pregnancy registry(妊娠レジストリ)、Vaccine Adverse Event Reporting System(VAERS、ワクチン有害反応報告システム)の2020年12月14日から2021年2月28日までのデータを使用した。 16-54歳のv-safe参加者のうち3万5691例の妊娠を確認した。妊婦では、非妊娠女性と比較して注射部位疼痛の報告が多かったが、頭痛、筋肉痛、悪寒、発熱の報告は少なかった。妊娠レジストリに登録された3958例のうち827例が妊娠を完了しており、そのうち115例(13.9%)が妊娠を喪失、712例(86.1%)が生児を出産していた(ほとんどが妊娠後期にワクチンを接種)。新生児の有害転帰には早産(9.4%)、在胎不当過小児(3.2%)などがあったが、新生児死亡の報告はなかっ...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。