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OCTA画像のアーチファクト、発生の関連因子を特定

2021年4月29日  Ophthalmology

健常者、緑内障の疑い患者および確定患者計368例649眼の視神経乳頭および黄斑の光干渉断層血管造影(OCTA)画像5263件を対象に、眼球運動、焦点ぼけ、陰影、偏心などのOCTA画像でのアーチファクト発生状況を後ろ向き試験で検討した。 その結果、OCTA画像の33.9%で質が不良だった。質スコア(QS)が許容可能(4以上)だった画像のほとんどにはアーチファクトがなかった(76.6%)それ以外の画像にアーチファクトが1件(13.6%)または2件以上(9.8%)認められた。高齢(P<0.001)、男性(P=0.045)、視野平均偏差不良(P<0.001)、アイトラッキングなし(P<0.001)、黄斑スキャン領域(P<0.001)に低品質の画像取得の確率上昇との関連が認められた。許容可能なQSの画像で、高品質の画像検出の受信者動作特性(ROC)曲線下面積はQSで0.65、信号強度指数で0.70だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは...