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透析患者の生涯就業期間の損失は損失余命に起因

2021年5月1日  専門誌ピックアップ

腎不全患者の生涯就業期間の損失を台湾のデータベース(National Health Insurance Research Database)のデータと統計モデルの推定で検討。2000-2017年の新規透析患者8万3358例と年齢、性別、暦年をマッチさせた一般集団の生涯就業期間を比較し、その差を損失とした。 各年齢層で男性の方が女性より就業率が高かった。腎不全患者の生涯就業期間の予想損失は、年齢25-34歳、35-40歳、41-45歳、46-50歳、51-55歳、56-60歳、61-64歳でそれぞれ男性11.8年、7.6年、5.7年、3.8年、2.3年、1.0年、0.2年、女性10.5年、10.1年、7.9年、5.6年、3.3年、1.5年、0.3年だった。生涯就業期間の損失を損失余命で除算した値は、全年齢層で女性が70%以上、男性が88%以上だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありま...