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炎症性腸疾患の2剤併用には適応患者の選択が必要

2021年5月2日  専門誌ピックアップ

炎症性腸疾患患者に用いる生物学的製剤2剤併用療法または生物学的製剤とトファシチニブの2剤併用療法の安全性と有効性を報告したコホート研究および症例集積研究計30件(対象計279例、治療期間中央値24週)を対象に、系統的レビューとメタ解析を実施。有害事象、臨床的寛解、内視鏡的寛解の発生率を統合し、2剤併用療法成功の関連因子を特定した。 その結果、中央値32週間の追跡期間中の有害事象、重篤な有害事象、臨床的寛解、内視鏡的寛解の統合発生率は、それぞれ31%、6.5%、59%、34%だった。2剤併用療法の主な適応症は薬剤抵抗性炎症性腸疾患(81%)、腸管外発現またはリウマチ性疾患の併発(12%)で、腸管外発現が認められる患者では、2剤併用療法の成功率が高かった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...