妊娠女性139例を対象に、妊娠初期・中期の内分泌かく乱化学物質(ビスフェノールおよびフタル酸エステル)の尿中濃度と妊娠中期のプレグネノロン、プロゲステロン、アロプレグナノロン、プレグナノロンの血中濃度および出産後4カ月の産後うつ病との関連を前向きコホート研究で検討。一般化推定方程式を使用して複数の情報提供者モデルを適合させた。 その結果、フタル酸ジ-n-オクチル(DnOP)およびフタル酸ジイソノニル(DiNP)の代謝産物にプロゲステロン濃度低下との関連が認められた。∑DnOPおよび∑DiNPの対数単位(log-unit)の増加が、それぞれプロゲステロン濃度8.1%低下および7.7%低下を予測した。∑DnOPに産後うつ病のオッズ上昇との関連が認められた(オッズ比1.48、95%CI 1.04-2.11)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。)...
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