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個別被験者データのメタ解析、方法論的な質は不十分

2021年5月4日  British Medical Journal

1991-2019年に発表された臨床試験の個別被験者データ(IPD)を用いたメタ解析323件(21の臨床領域)を対象に、方法論的な質を系統的レビューで評価。270件がコクランレビュー以外で、269件がインパクトファクターの高い学術誌で発表された。 その結果、IPDメタ解析は、対象とした無作為化比較試験のバイアスリスクを評価するために要件を満たす手法を使用(43%)、結果の解釈でバイアスリスクを考慮(40%)、除外した試験の一覧(除外の根拠を含む)を提示(32%)、事前プロトコルを設定(31%)、全体的な効果(44%)および参加者と介入の相互作用(31%)の両方の評価方法を事前に規定、出版バイアスの可能性を評価・検討(31%)、包括的な文献検索を実施(19%)の順守率が低かった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこ...