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運動で早期パーキンソン病のAPOEアレル関連認知機能低下抑制

2021年5月4日  専門誌ピックアップ

Parkinson’s Progression Markers Initiativeに参加した早期パーキンソン病(PD)患者173例(平均年齢63.3±10.0歳、APOE ε4保有率27%)を対象に、運動量増加がAPOE ε4と認知機能の縦断的変化との関連に及ぼす影響を検討。運動量は自己報告、認知機能はモントリオール認知評価検査(MoCA)で測定した。 その結果、APOE ε44アレル保有群で非APOE ε4アレル保有群に比べ認知機能低下率の傾きが大きかったが(推定値-1.33、95%CI -2.12--0.47、P=0.002)、運動量高値はAPOE ε4関連認知機能低下の遅延と関連し(同0.007、0.003-0.011、P=0.001)、運動とAPOE ε4の有意な相互作用が確認された。線条体ドーパミン輸送体(DAT)活性の変化に関しては運動とAPOE ε4アレルの有意な相互作用は認められなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンフ...