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余暇の身体活動度が高いほどMACEと全死因死亡のリスク低下

2021年5月4日  European Heart Journal

Copenhagen General Population Studyに参加した20-100歳の男女10万4046例を対象に、余暇および仕事中の身体活動が主要心血管イベント(MACE)と全死因死亡リスクに及ぼす影響を検討した。追跡調査期間中央値は10年だった。 その結果、MACEが7913例(7.6%)、全死因による死亡が9846例(9.5%)確認された。多変数(生活様式、健康状態、生活状況、社会経済学的因子)で調整後、MACEのハザード比は、余暇の身体活動が低強度の場合に比べ、中強度の場合で0.86(0.78-0.96)、高強度の場合で0.77(0.69-0.86)、非常に高強度の場合で0.85(0.73-0.98)だった。一方、仕事中の身体活動では、それぞれ1.04(0.95-1.14)、1.15(1.04-1.28)、1.35(1.14-1.59)だった。同様に、全死因死亡のハザード比は、余暇の身体活動でそれぞれ0.74(0.68-0.81)、0.59(0.54-0.64)、0.60(0.52-0.69)、仕事中の身体活動でそれぞれ1.06(0.96-1.16)、1.13(1....