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早産児は発達障害のリスクが高い

2021年5月5日  British Medical Journal

フランスで、早産児の神経発達状況をコホート研究EPIPAGE-2(2011年開始)で評価。在胎期間24-26週、27-31週、32-34週で出生した5歳半の小児3083例を評価対象とした。主要評価項目は神経発達障害の程度(重度・中等度または軽度)とし、同時期に出生した正期産児のスコア分布を参照群に使用した。 在胎期間24-26週、27-31週、32-34週で出生した小児の重度・中等度の神経発達障害有病率はそれぞれ28%、19%、12%、軽度の神経発達障害有病率は38.5%、36%、34%だった。それぞれ27%、14%、7%が学校での支援を利用していた。在胎期間24-26週で出生した小児の約半数(52%)が1つ以上の発達的介入を受けており、この割合は32-34週で出生した小児では26%だった。保護者の懸念事項として最も報告されたのは、行動に関する問題だった。在胎期間が短いほど、社会経済学的地位が低いほど、神経発達障害発生率が上昇した。 ...