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糖尿病黄斑浮腫の抗VEGF薬+白内障手術、半数で再発・悪化

2021年5月6日  専門誌ピックアップ

白内障手術前の6カ月以内に抗血管内皮増殖因子(VEGF)薬の硝子体内投与を受けた活動性の高い糖尿病黄斑浮腫(DME)37眼を対象に、術後転帰を後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、術前に比べ術後に最高矯正視力(BCVA)の有意な改善が見られ(P<0.0001)、中心窩領域厚(CST)には術前と術後で有意差は見られなかった(P>0.05)。術前の光干渉断層計(OCT)による網膜下液または網膜内液の検出率は81.1%、術後のDME新規発症または悪化の発生率は45.9%だった。DME悪化の有無による術後視力の差は見られなかった(P>0.05)。網膜下液または網膜内液が新たに発生した眼で術後1カ月(発生群350μm vs. 非発生群320μm、P=0.036)および6カ月(342μm vs. 305μm、P=0.013)でCSTの有意な増加が見られた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではあり...