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学校での新型コロナ2次感染率は地域より低い

2021年5月8日  専門誌ピックアップ

米ニューヨーク市の公立学校の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)データを市全体と比較。各学校で無症状の生徒と職員の検体を用いて実施したPCR検査と定期報告の情報を収集した。さらに、2次感染率と感染経路を推定するため、学校での接触者を監視した。学校での有病率と統計モデルから推定した地域の有病率を比較し、学校関連症例と市に報告された全症例の累積発症率を比較した。 2020年10月9日-12月18日に公立学校1594校で検査を受けた23万4132例中986例(0.4%)が陽性だった。学校でのCOVID-19の有病率は、すべての週で地域での推定有病率と同程度かそれ以下だった。学校で発生したCOVID-19症例2231例と、同期間に市でCOVID-19と診断された8万6576例の比較で、全発症率は学校の方が地域よりも低かった。学校での濃厚接触者3万6423例中191例(0.5%)がCOVID-19検査陽性で、2次感染例の78.0%は発端と考えられる患者が成人だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、...