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腹圧性尿失禁手術で骨盤内悪性腫瘍リスクは増加しない

2021年5月10日  The Journal of Urology

カナダ・オンタリオ州で骨盤内悪性腫瘍既往のない女性558万544例を対象に、腹圧性尿失禁手術とのちの骨盤内悪性腫瘍発症の関連を後ろ向きコホート研究で検討。追跡期間中央値は8.5年で、試験期間中に7万4968例が腹圧性尿失禁手術を受けた。 手術施行者587例で骨盤内悪性腫瘍が発生した。手術施行群で非施行群に比べ、手術の種類に関係なく全骨盤内腫瘍リスクが低く(Wald type 3検定でのP<0.001)、手術の種類別のハザード比はメッシュ手術群0.68(95%CI 0.62-0.76、P<0.0001)、ノンメッシュ手術群0.37(同0.29-0.46、P<0.0001)だった。骨盤内腫瘍の種類別の解析でも、腹圧性尿失禁手術後にリスクが低下した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...