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若年男性でAMIとCVD死は減少、心不全と脳卒中は増加傾向

2021年5月11日  専門誌ピックアップ

スウェーデンで1971-95年に徴兵された若年男性コホート(125万8432例、平均18.3歳)を追跡し、主要心血管疾患(CVD)の傾向を検討した。 その結果、21年間にCVD死亡率、全死因死亡率、急性心筋梗塞(AMI)発症率は徐々に減少した。1971-75年(基準)コホートに対する1991-95年コホートのハザード比はCVD死亡0.50(95%CI 0.42-0.59)、全死因死亡0.57(同0.54-0.60)、AMI 0.63(同0.53-0.75)だった。一方で、虚血性脳卒中、脳内出血、心不全の発症率は増加し、ハザード比は順に1.43(同1.17-1.75)、1.30(同1.01-1.68)、1.84(同1.47-2.30)だった。同じ期間の肥満率は1.04%から2.61%へ増加し、心肺フィットネス(CRF)スコアはわずかに低下した。肥満とCRFの調整による長期的傾向への影響は大きくなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレン...