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プライマリケア従事者、検査前・検査後確率とも過大評価

2021年5月12日  JAMA Internal Medicine

米8州の外来診療所の医療従事者723人を対象に、プライマリケアで一般的な4通りの疾患シナリオ(肺炎、心虚血、乳がんスクリーニング、尿路感染症)を用いて診断推論の知識を調査。553人(研修医290人、担当医202人、診療看護師とフィジシャンアシスタント61人)が全問に回答した。 その結果、検査前確率は全シナリオで過大評価されていた。検査後確率も過大評価され、疾患確率の推定値は肺炎がX線陽性で95%(根拠の範囲46-65%、比較のP<0.001)、陰性で50%(同10-19%、P<0.001)、乳がんがマンモグラフィー陽性で50%(同3-9%、P<0.001)、陰性で5%(同0.05%未満、P<0.001)、心虚血が負荷試験陽性で70%(同2-11%、P<0.001)、陰性で5%(同0.43-2.5%、P<0.001)、尿路感染症が尿培養陽性で80%(同0-8.3%、P<0.001)、陰性で5%(同0-0.11%、P<0.001)だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors...