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PPI依存性GERD、新デバイスによるEFTPでPPI離脱率改善

2021年5月14日  専門誌ピックアップ

プロトンポンプ阻害薬(PPI)依存性胃食道逆流症(GERD)患者70例を対象に、新たな内視鏡的全層噴門形成(endoscopic full-thickness fundoplication:EFTP)機器の有効性と安全性を無作為化偽処置対照試験で検討。主要評価項目は、3カ月時のGERD健康関連QOL(GERD-HRQL)スコア50%以上の改善率とした。 EFTP処置の平均時間は17.4分だった。主要評価項目は、EFTP群の方が偽処置群より高かった(65.7% vs. 2.9%、P<0.001)。GERD-HRQLの改善率中央値は6カ月時(81.4% vs. 8.0%、P<0.001)、12カ月時(92.3% vs. 9.1%、P<0.001)ともにEFTP群の方が有意に高かった。12カ月時のPPI離脱率は、EFTP群62.8%、偽処置群11.4%(P<0.001)、食道炎発生率はそれぞれ0%、29.4%だった。重大な処置関連の有害事象は両群ともに発生しなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿...