米カリフォルニア州は未産婦の帝王切開率をどう減らしたか
2021年5月15日
Journal of the American Medical Association
2014-19年の米国で、未産婦の正期産単胎頭位(NTSV)分娩757万4889件を対象に、多面的介入による帝王切開率の変化を観察研究で検討。NTSV分娩の帝王切開率が23.9%を超えるカリフォルニア州の病院149施設のうち91施設(61%)で横断的チームを設置し、メンター制度、知識の共有、データのフィードバックなどの介入を実施した。 その結果、カリフォルニア州のNTSV分娩の帝王切開率は、2014年の26.0%から2019年に22.8%へ低下した(相対リスク0.88、95%CI 0.87-0.89)。同州を除く米国では2014年と2019年ともに26.0%だった(同1.00、0.996-1.005)。差分の差分分析で、カリフォルニア州のNTSV分娩の帝王切開率低下度は、同州を除く米国に比べて3.2%(95%CI 1.7-3.5)大きいことが示された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではあ...
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